ホーム > ステンドグラスって何?
ステンドグラスといえば、まず教会や大聖堂を浮かべる方が多いと思います。
窓にカラフルなガラスがいろいろな模様で組み合わさっていて、光が当たると
透過して、まるで光る絵画のような印象を受けるでしょう。
ステンドグラスは時代によって、そのデザインのスタイルや技法が異なりますが、
基本はみな同じで、色板ガラス(通常厚さ2〜5mm)をカットしたものを鉛の桟と
組み合わせることによって作られています。
写真のように、鉛の桟は断面がH型をしていて、その両脇にガラスのピース
がはまるような形になっています。
鉛桟の線は、光があたると光を透過するガラスとは対照的に、真っ黒な姿で くっきりと浮き出てきます。ステンドグラスのひとつの特徴ですね。
それでは色板ガラスが単に組まれているだけだとすると、教会のステンドグラス
にあるイエスキリストや聖人の顔や髪の毛はどうなっているのかと、疑問に
思われるかもしれませんね。
実は1枚1枚のガラスピースには、グリザイユというステンドグラス用の特別な顔料
で絵が描かれています。この顔料は鉱物でできていますので、窯で焼成
するとガラスに定着し、こすってもはがれません。
200〜300種類とある色板ガラス(アンティークグラス)から使いたい色を選び、カットし、その上にまるで
デッサンをするような感じで絵付けを施します。
もちろん絵付けなしで、ガラスを組み合わせたのみのステンドグラスもあります。
ステンドグラスは一般的に教会にあって宗教的なもの、というイメージが強いと思いますが、
今では公共建築物や学校、病院、お店、個人住宅等にもデコレーションとしてたくさん見られるようになりました。
使われ方も様々で、従来の窓の役目から、照明としての天井や床など、いろいろな
所に入っていたりします。
フランスでももちろん主役は大聖堂や教会のステンドグラスですが、カフェや
住宅、家具などにも様々な形で取り入れられています。
この稿では、少しでもステンドグラスのことを知っていただければと思い、ステンドグラスの歴史や
ステンドグラス工房で取り入れられている様々な技法、制作工程等々
について説明していきたいと思います。
もしかしたら普段何気なく歩いているところにも、ステンドグラスが入っているかもしれません。
そんな時はここに書いてあったことを思い出して、改めてそのステンドグラスを眺めてみてください。