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Création et Réstauration de vitraux ホーム バックナンバーへ戻る



あとりえだより
フランスはモンタルジーのアトリエから、隔月で発信いたします。
内容はステンドグラスに限らず、様々なものをお届けしよう
と考えております。お楽しみに!              



●第28号(2005.6.5)●

「Centre international du vitrail−国際ステンドグラスセンター」




フランスは6月に入り、花が満開の季節です。
バラをはじめ、ペチュニア、ゼラニウムなどなど、
こちらアトリエの庭もあざやかです。
土日には近所の家からも芝刈り機の音や、プール
の水音が聞こえるようになりました。
(写真は庭のバラ)
さて今回は、Centre international du vitrail
(ステンドグラスセンター、シャルトルにあります。)
で行われた現代ステンドグラス作家達の展覧会
の模様をお伝えいたします。
先日オープニングパーティが行われたところです。






このステンドグラスセンターは、シャルトル大聖堂の西側
にあり、ステンドグラスに関しての様々な活動を行って
いるところです。
ギャラリーでは、ステンドグラスの展覧会が様々なテーマに
おいて開かれ、隣接するアトリエでは、ステンドグラスの
スタージュも行われています。

今回の展覧会は、『Lumieres contemporaines』
(直訳すると、“現代の光”)と題し、21世紀のステンドグラス
(教会などの宗教的建築物のための)をテーマに、
24人のフランスの作家達が出展していました。
オープニングということで、関係者のかたがたで、会場は
いっぱいでした。





こちら一枚物のガラスに絵付けをしたものです。
今回目立ったのは、このように鉛線のないスタイル
のものがほとんどだったことでしょうか。
大変シンプルで、ガラスも分厚い強化ガラスのよう
でした。

左下は、フュージングによるもの。
右下はエマイユや特別な顔料で絵付けされたもの。
これは韓国人の牧師さんによるデザインだそうです。
(制作はフランスの工房によるもの。)
いずれも大きな窯が必要でしょうね。








こちらはマケット(原画を原寸にしたもの)の展示。
フランスでステンドグラスの展覧会にはかかせないものです。
このマケットを元に、あらゆる技法を駆使して、ステンド
グラスとして仕上げていくのが、腕の見せどころでしょうか。

最近はデザインとして、あまり宗教的でなく、色もシンプルで
抽象的なものが多い中、これはステンドグラスらしい、というか
わかりやすいデザインです。
めずらしく聖書の内容がモチーフとなっていました。
教会の窓が宗教的でなくなっていくのは、日本人からすると
大丈夫なのかな?と思ったりもしますが、知人のフランス人も
宗教的なモチーフはあまり好きでない、と言っているのも
事実です。もちろん逆に保守的な方もたくさんいることでしょう。






これも一枚ものですね。
ジョンダルジョン(シルバーステイン)による絵付けです。
ようく近づいて見てみると、なんとこれ指紋でした。
よかれ悪かれ、こんなやり方もあるのだなあと感心
いたしましたが、このパネル実際に教会に入っている
のだそうです。

どれもこれも今までのスタイルとはかけ離れていて、
これからステンドグラスというものがどのようなものに
なっていくのか興味深いやら、心配な感じがしないでも
ないですが、今までがそうだったように、新しい形を
模索し続ける作家達には、大きなエネルギーを感じます。
さてみなさんはどのような感想を持ちましたか?

写真左下がステンドグラスセンター。









シャルトルブルーで有名なシャルトル大聖堂の
ステンドグラスは何度見ても感動します。
ステンドグラスに興味のある方は、是非この町を
訪れて、大聖堂とセンターの展覧会を見に行って
みてください。
新旧両方のスタイルが楽しめるかと思います。

写真は今年のいちご狩り。時期が早いのかハウスの
中で摘みました。いつもそうですが、収穫だけでなく
みんな食べるのも忙しそうでした!

次回の「あとりえだより」は、8月上旬に発信予定です。
お楽しみに!
ご感想等もお待ちしております。

Au revoir! A la prochaine!


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