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Création et Réstauration de vitraux ホーム バックナンバーへ戻る



あとりえだより
フランスはモンタルジーのアトリエから、隔月で発信いたします。
内容はステンドグラスに限らず、様々なものをお届けしよう
と考えております。お楽しみに!              



●第16号(2003.6.4)●

「留学生旅行記Vol.2」



早いものでもう今年も6月になりました。
こちらは最近晴天が続き、日中は28℃くらいまで
気温が上がります。
いつものごとく、街の欄干にはペチュニアの花が
セッティングされ、人々もタンクトップ姿。
昨年は寒い日が多かったので、今年はこのまま順調に
夏らしい夏になってほしいものです。

今回はまたまたこちらの生徒さんの旅行記です。
3月下旬の連休に大聖堂で有名な街を訪れたとのことで
その時の模様を、昨年の秋から1年間の予定でこちらに
滞在している井町さんと田代さんに書いていただきました。
以下文章、写真とも彼らによるものです。
(写真左はボーヴェの大聖堂。)





3/28(金)〜31(月)までの4日間、アトリエのメンバー
4人で、フランスの北の古都、ボーヴェ、アミアン、ルーアン
の大聖堂巡りに行ってきました。
まだ暗いうちに思い荷物を背負った怪しげな4人組が
モンタルジーを出発。パリ北駅前のカフェで、昼間から
景気つけのビールを飲み、そこから電車で約1時間、
午後2時にボーヴェに到着です。

この大聖堂はゴシック建築史上最高の高さ(天井48m)を
誇りますが、地盤が弱いのに加え、高さを追求するあまり
構造に問題をかかえ、現在は内外からたくさんの梁で
支えている状態です。(写真右)
ステンドグラスは16世紀のものが中心ですが、一部
13世紀のものもあり、なかなか見ごたえがありました。




大聖堂の中では、おじいさん(74歳)に出会いました。
この後ガイドをかって出てくれ、ボーヴェの街を案内して
いただき、更にカフェでアイスクリームをご馳走になって
しまいました。
おじいさん、お元気かしら?

下2枚の写真はSt.Etienne教会のステンドグラスです。
どちらもキリストの洗礼の場面をモチーフにしたもので、
右の写真は教会の地下室にあったものです。

現在4人でキリストの洗礼の場面のステンドグラスを
共同制作中なので、とても親しみがわきました。









翌日は午前中にボーヴェを出て、アミアンに向けて出発。
電車に乗り遅れそうになり、駅まで猛ダッシュという
ハプニングに見まわれながらも無事アミアン到着。
まっすぐアミアンのノートルダム大聖堂へ。

1220年に造られた大聖堂は、フランス最大の規模を誇り、
ゴシック建築の特徴的な飛び梁も見事でした。
ステンドグラスはオリジナルが失われている部分が多く、
後世に修復された唐草模様のステンドグラスが多かった
ように思います。
大聖堂のばら窓は、オリジナルのステンドが残っており、
とても美しい大窓でした。
大聖堂の床一面には、これを建造した建築家の名前と
ともに、ラビリント(迷路)が刻まれていました。








アミアンでは大聖堂の近くに、ステンドグラスのアトリエを
見つけ、見学させてもらうことができました。
案内してくれたマダムは、組み担当の職人さんらしく、
モダンな写実デザインのステンドを組んでいるところ
でした。
組むのが正確で早いのには驚きました。






次の日はルーアン。ルーアン到着は夕方になって
しまったので、翌月曜日に見学しました。
月曜日はなんと大聖堂を含め、ほとんどの教会が
午後2時オープン。かろうじて午前中開いていた
ジャンヌダルク教会を見学。

ここルーアンは15世紀にジャンヌダルク処刑の地と
なったことでも知られています。
この教会の建物は、昔この地にあった教会のステンドを
そのまま取り入れており、天井がノアの箱舟を思わせる、
木の梁のすばらしい現代建築でした。
ステンドグラスは写実デザインで、人物の服のニュアンス
がとても美しく、メンバー全員しばし見惚れてしまいました。
下右の写真の老夫婦は、この教会の雰囲気になじんでいて、
思わずシャッターを押してしまいました。
(左写真及び下2つともジャンヌダルク教会)







午後からようやくお目当ての大聖堂とサントゥーアン教会、
サンマクルー教会を見学。

大聖堂のステンドグラスは13世紀から現代までのステンド
グラスがちりばめられており、とても興味深いものでした。
13世紀のステンドは、シャルトル大聖堂やノートルダム・
ド・パリと同じ場面、同じ構図なのですが、描く人が違うと
印象がずいぶん違うように感じました。
(写真右)

サンマクルー教会は火焔模様が特徴的なフランボワイヤン
様式のファサードでした。
(写真左下) 






さて、楽しかった休日も終わり、いざモンタルジーへ。
としたいところですが、この珍道中の中でも最大の珍事を
書かないで終わるわけにはいきません。
というわけで最後に。。。。

ここフランスでは、3月の最終日曜日からサマータイムに
なります。
サマータイムになると、日本との時差が8時間から7時間になり、
時間が1時間早まるのですが、最終日曜日の午前2時に
丑三つ時をすっ飛ばし、3時に変更になるのです。
懸命な皆様はすでにお分かりのように、すっかりそのことを
忘れていた私たちは、翌日午前9時半の電車に乗るために
ルーアン駅に到着してびっくり!!!
なんと既に10時半だったのです。
電車は1時間も前に出てしまったあとでした。
次の電車が出るのは午後3時、ということでアミアンで優雅な
ランチタイムを過ごすはめになりました。
おかげで美味なアイリッシュレッド、ビーミッシュに出会った
ことを付け加えておきます。






井町さん、田代さんありがとうございました。
ルーアンの大聖堂は、私が昔こちらのアトリエで
働いていたところで、仕事したことがありますので、
なつかしく思いました。
留学期間も残り半年ほどですが、がんばって下さい。

右の写真は、先日のいちご狩りのワンシーン。
車で30分ほどのところに農家がやっている
いちご畑があり、天気がよかったので、みんなで
でかけました。実が真っ赤に熟しておいしかったです。

次回の「あとりえだより」は、8月上旬に発信予定です。
お楽しみに!
ご感想等もお待ちしております。

Au revoir! A la prochaine!


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